「ほめる」技術
基本的な人間関係構築の方法が記述されている
相手を認める,認めさえすれば,ほめるもしかるも同じ,
という単純な行為について,
理由と年齢・個性毎に具体的方法,実例を交えながらこれを推奨している。
要約すれば,
相手の話を聞くに徹する+自分は相手を必要としている,というアピールを欠かさない+自ら行動を起こすまで待つ→よい人間関係が構築できる,ということ,と感じました。
人間関係構築の基本
ほめる技術というタイトルなので「いかにうまくおだてるか」、
という内容のテクニック本なのかと思ったが違った。
本書では終始アクノリッジメント(承認)について語られており、
これは人間関係構築の基本となるコミュニケーションの方法が
かかれたものなので、もしかするとコーチングのテクニック本が
ほしい人には物足りないかもしれない。
しかしながら、アクノリッジメントが相手のモチベーションを高める
ことは経験上自明の理であることから、かって損はないと思う。
「ほめ方」が悪い私ですが・・・
優秀なコーチかどうかを見分けるコツ。
それは、コーチングで一番大切で、一番重要なことが、
本当に分かっているのかどうかである。
「褒(ほ)める」事と、「煽(おだ)てる」事は違う。
「叱(しか)る」事と、「怒(おこ)る」事は違う。
この用語の定義が身に付いて分かっているのかが、
良いコーチであるかどうかの最大のポイントだと思う。
更に、コーチとしてのスタンスを付け加えるなら・・・
人は成功は約束されていないかもしれないが、
努力することで成長は約束されている。
成長する為の、多くの失敗する権利を奪わないようにする。
この「スタンス=人間力」もコーチの重要なスキルである。
同書は、この重要なポイントから軸がいささかもぶれていない。
コーチングを学ぶ人には是非とも読んでいただきたい良書です。
世には「褒めるな」という本もありますが、
言っていることは「煽てるな」ということ。
鈴木氏の「褒める」と共通しているのは言うまでもない事です。
是非、ご一読下さい。
鈴木 義幸

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発売日: 2002-06-24
発売元: 日本実業出版社
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