教え上手になる!―教えと学びのワークブック
「学び上手を育てる」は、人材育成の基本原則
ヒューマンキャピタル2006での著者による講演時に、参加者に配られた一冊の本を、良くあるハウツー本かと思って何気なく読んでみたが、読み進めていくうちに、納得感の多い本であることに気付かされた。
本書では、多くのビジネスマンが必要とするスキル、「大人に教える方法」が、非常にわかりやすく整理されている。教えるといっても、マンツーマンの新人指導から、部門ミーティング、講演会でのスピーチなど、いろんな場面があるが、本書の内容は、どんな場面でも使えそうだ。
教えるということを、「教わる側が上手に学べるよう手助けをすること」と定義し、学ぶ側に主導権を持たせる、そして教える際には、導入・本論・結びの3部構成を意識すること。教え上手になるこれらのヒントが満載なのだが、決してローカルな持論ではなく、ガードナーの多重知能理論なども研究した上での理路整然とした主張であることは、読み進めるにつれ理解できるだろう。著者が提唱する、「学び上手を育てる」という考え方は、人材育成の基本原則のひとつにしても良いだろう。
ただ一点気になるところは、設定上の登場人物を、□□会社の○○さん、先輩の◇◇さん、新入社員の△△さん、などと表現しているところだ。頻繁に出てくるだけに読み難い。普通の名前にしたほうが、ドラマ性も生まれてもっと自然に読み進められたと思う。
なるほど!の1冊です。
この本は、教える立場にある人は必ず1度読んでいただきたい1冊です。
紹介にもありますように、「子供」の教え方と「大人」の教え方は異なっています。
セミナーを受ける機会が多いですが、
どんなに知識があっても、たいくつな教え方をする人って多いですよね。
そんな時は、「あ?、無駄だった?。」って悲しくもあります。
私自身も大人に教える機会があり、経験が豊かな方に教えるのには苦労をしています。
教えるのには、知識の豊富さ以外にも「何らかの満足感を与える」が必要です。
特にお金を頂いてのセミナーでは満足感を得て帰って頂く為に、ひと工夫も、ふた工夫も必要です。
この本には、目からウロコ「なるほど!」のヒントとなるものが多くありました。
それも、難しいことではなかったのです。
著者が教え上手の人気講師というのにも納得です。
ぜひ、全ての「教える立場にある方」には読んで頂きたいと思います。
これから私が受けるであろうセミナーの講師にも!
シンプルで明快。さすがです。
数多くのセミナーで講師を務めている関根さんが初めて著した「参加型セミナー」のノウハウ本です。
以前、著者の話を聴く機会がありました。
「イキイキとした表情、親しみのわく気配り、歯切れの良いトーク、明快な論理」といった、ポジティブな印象を受けました。故に、聴いている側の理解も進みます。
「イキイキしたセミナーをどうして企画、運営することができるのか」という問いに対する答が、この「教え上手になる」で明らかになりました。
前半は、教えることの難しさや、メリットなどが、豊富な経験を元に論理的に綴られています。それを踏まえたうえで、後半は、参加型セミナーや会議を成功に導くノウハウを、具体的にシンプルに解説してくれています。
分かりやすく、頭にすんなり入ります。
良書です。
セミナーや研修の講師はもちろんのこと、会議の主催者、研修の企画者、学校の先生などにお薦めです。
関根 雅泰

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発売日: 2006-04
発売元: クロスメディアパブリッシング
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